思考の整理学

04.情報の”メタ”化(高次化)で、思考が整理

情報の”メタ”化(高次化)で、思考が整理される。

第一次情報から第二次情報、そして第三次情報へと高次に抽象化させることが、思考や知識を整理する過程がある

としている。

抽象化は、個々の事物の本質・共通の属性を抜き出し、一般的概念としてとらえるということであるから、情報を収集し掘り下げ、整理するということになる。

例として、ニュースが紹介されている。

第一次情報として、報道されるニュースは容易に理解できる。その多くのニュースを抽象化して、社説となるとされる。更に、要約され評論されることで、情報が高次化していく。

本書では、下記の通りに書かれている。

いくらたくさん知識や思考、着想をもっていても、それだけでは、第二次思考へ昇華するということはない。量は質の肩代わりをすることは困難である。
平面的で量的なまとめではなく、立体的、質的な統合を考えなくてはならない。

ビジネスにおける、情報のメタ化を考えてみる。

多くの経済情報や報道、政治による法制や緩和。
更に、業界動向や技術革新。
加えて、市場環境や消費者動向。
ビジネスにおける第一次的情報は、溢れている。

これらの情報から、第二次情報が生成され雑誌、書籍、セミナー、サイト記事などが更に溢れる。

これらの情報から、第三次的情報へ昇華させるという思考の整理と作業を行うことで、ビジネスにおける発想、着想、アイデアが生まれていく。

更に、具現化させるための思考を行うために、ノウハウ、メソッド、テクニック・・・再び第一次情報が溢れる。

これらの第一次情報が、細分化された第二次情報として前記と同様に、雑誌、書籍、セミナーとして溢れる。

ここから、自身のために第三次情報へと昇華させなければビジネスにおける情報のメタ化には至らない。

著者の言う通り、量は質の肩代わりは成しえない。

平面的では、立体的・構造的なビジネスは実現しない。

これらの整理と作業をどのような過程で行うのが望ましいか?

本書では、スクラップ・カード法・つんどく法、メタ・ノートという方法が紹介されているが、現代の私たちの情報整理の方法は多岐にわたる。

パソコン、スマホという道具が、容易にするものの雑然という状況も生む。

自身での工夫と努力が前提での、情報のメタ化への準備が必要だ。

情報をメタ化することは、非常に困難で時間も要する。

更に、日々の積み重ねが必須である。

極論かもしれないが、情報をメタ化することは、ビジネスを創造すること、顧客を創造することにつながるものと思われる。

情報のメタ化を意識し継続することで、現ビジネスの昇華も新ビジネスへの昇華の可能性を秘めている。

自身の方法論を模索することで、ビジネスの進化に繋げたい。

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