目標やゴールは、明確にされていますか?
そのための戦略は、機能しているという実感がありますか?
中小企業の多くは、売上を上げたい、利益を上げたいと思っていますが、具体的な数字や数値として、明確な目標を定めていないところも多くあります。
いくら売上を上げたい・・・全体なのか、新分野なのか。
いくら利益を上げる・・・原価や経費を削るか、資産売却するか、売上を上げるか。
と、方針から、方法が定まって、数字や数値に落とし込むことになります。
マーケティングの仕事が中心ですから、売上を上げるということをサポートしていますが、最初のご相談の多くは、売上を底上げしたいというイメージの方がほとんどです。
つまり、全体的に売上が上がるということです。
しかし、現実は、強い部分から、勝てる部分からという場合や、新事業から、というように、部分から取り組むことがほとんどです。
小さな成功から積み重ねる、ステップバイステップが定石であり、王道です。
一発逆転は、ほぼ皆無です。
全体的に売上を上げる場合でも、各部門毎に方針と方法を定めるのですから、結果的には、同じことをやっています。
準備が必要ですし、手順が決まっていることが条件です。
ところが・・・、準備もそこそこ拙速にして、取りあえず実行・・・コケます。
鶴の一言で、スタッフが右往左往し、ぼんやりとした指示のまま、着手。
なぜ、こんなことになるか・・・我慢出来ない、面倒がるからです。
早く結果を出したい気持ちはわかりますが、よく考えればわかることです。
又、異なるパターンでは、準備も決めて、手順も決めているのに進まない・・・、優先順位として後回しにされます。
これも、我慢できないというパターンと同じ。
スグに成果に直結しないことは、後回し。
これでは、いつまで経っても成果は出ません。
小さな成功を積み重ねて、目標やゴールに近づけることは、経営者の誰もが知っています。
しかし、やれるところは多くありません。
だから、やれれば・・・成果が出ます。
あるクライアントさん。
広告依存(リスティング広告)のビジネスモデル。
SEO対策は、競合も多いし、難易度も高い。
しかし、将来的には・・・と数年間かけて取り組みました。
今では、当時の広告費を60%削減出来ています。
つまり、その分は全て利益。
ビジネスモデルが変わり、今後の方向性も戦略も大きく転換。
安定した状態が出来たからこそ、今度は新たなチャレンジが出来ます。
長期的なゴールでも、小さな成功の積み重ねから達成された成果です。
このような時期だからこそ、
小さな一歩と小さな成功を確実に積み重ねていくことが、大きな成果への近道です。
目標、ゴール、予測を使い分けて、小さな成功を組み込んだステップバイステップの手順までを落とし込んだ経営戦略が最も機能します。
つまり、【小さく・早い】を積み重ねる。
だから全体では成果が出る、高機能な経営戦略になるのです。