ビジネス

経営判断に有効なデータ・情報

経営という仕事は、迷路を進むのに似ています。

出口は見えないままで、進まなくてはいけないですし、先がどうなるかは、行ってみないとわかりません。

そこで、経営判断を行う際には、指標やデータを参考にします。

どのようなデータが実際に有効なのでしょうか?

財務指標については、一昔前には、中小企業庁から、中小企業の経営指標が発表されていましたが、平成15年(2003年)に廃止。

現在は、業種別主要計数表として、ホームページがあります。

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keiei_sihyou/h11/07_index.html

中小企業実態基本調査というものも、あります。(E-Stat:政府統計の総合窓口)

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?page=1&layout=datalist&toukei=00553010&tstat=000001019842&cycle=7&tclass1=000001124875&tclass2val=0

財務的指標は、金融機関が参考にしたり、自社の業績を業界比較する等で使われますが、現実的な、経営判断の場においては、重要視されていないと思われます。(事業承継、事業譲渡などでは有効ですが)

何より経営判断で大事なのは、事業存続や売上確保という問題。

つまり、いかに売上を上げて儲かり続けるか。

コロナ禍の中、新規事業や事業再構築が話題ですが、まずは自社の現状把握。

資金的なことは、もちろんですが、経営資源としての人や設備。

人に関して言えば、それぞれの社員のスキルが役立つことが多々あります。

売上や販売データばかりが注目されがりなのですが、人データは重要です。

趣味が高じて、プロレベルの人もいます。

次に必要なデータは、リサーチデータ。

同業者(競合先)の状況、売れているモノや話題のコト。

これは、業界情報なので、知っておいて当たり前。

知らなければ、ならないことです。

そして、特に重要なのは、異業種情報。

ここでも、売れているモノやコト。

原因や要因、環境や状況など、知ることでビジネスヒントやアイデアが生まれやすくなります。

実際に、異業種に参入する場合も、リサーチが基本であることは言うまでもありません。

最後に、市場情報。

自社の業界、対象となる顧客の動向や傾向。

詳しく言うまでもない、当たり前のことです。

要は、マーケティングで言われている【3C】の情報・データ。

Company, Competition, Customer

これらの情報については、日々収集・整理しておくことが重要です。

昨年来、社会が大きく動いていることは、周知の事実。

ここで情報収集・整理しているかどうかで、次が変わります。

Webマーケティングの動向や、SNSの動向や傾向も含めて、各媒体はアップデートを繰り返し、変化していきます。

話題であった、ios14のクッキー制限も、4月28日から稼働しており、これから、リスティング広告には影響が出てくるものと思われます。

敏感に、迅速に、経営判断が求められる時代です。

有効なデータ・情報を、再チェックしていただきたいと思います。

FREE 無料というツール前のページ

日常の非合理にこそ、罠が待つ次のページ

関連記事

  1. ビジネス

    ROI戦略

    聞いたことがあると思います、【Return On Investmen…

  2. ビジネス

    経営情報アップデート

    今の時代は、情報戦と言っても過言ではないと思います。後発参入…

  3. ビジネス

    中小企業のSNS戦略 投稿 vs 広告

    各SNSで、ユーザーの年代層や性別、使われ方等が違うことは、皆さんも…

  4. ビジネス

    中小企業経営の相乗効果(シナジー)

    他社と組むというアライアンス(提携)はじめ、業務委託して効率化を図る…

  5. ビジネス

    中小企業のコラボ、アライアンス、協業

    一昔前には、中小企業経営でも【コラボ】という表現をされて使われていま…

  6. ビジネス

    V字回復前の【J】戦略

    各地で宣言解除され、人やモノが動き始めた感があります。(とは…

最近の記事

アーカイブ

  1. コピーライティング

    コピーとデザイン
  2. コピーライティング

    間違いだらけの■■■選び
  3. ビジネス

    中小企業のSNS戦略 投稿 vs 広告
  4. ビジネス

    中小企業マーケティングデジタルシフト
  5. Video

    キャッチコピーワンポイントヒント ○○用、〇〇専用
PAGE TOP