私はどうして販売外交に成功したか/フランク・ベトガー
販売は、人に会うことから ~1日4人に面会する
何をやっても上手くいかなったベトガーは、自分のデスクを整理して辞めようとしたところで、会議に巻き込まれて社長の話を聞くことになる。
「出来るだけたくさんの人に会い、熱心に話してみること」という、至極 当たり前の言葉で目が覚めたと言っている。
そして、少なくとも4人の人と会うようにしたところ、上手くいき始めたと。
現代に置き換えても、1日に4人と会うということは、確かに大変だ。
インターネットの時代でも、あなたを知らない人に営業行為を行うことは、とてつもなく難しい。
自分で考えてみよう・・・・「コンサルいりませんか?」
そんな胡散臭いことを言う知らない男の話を信じる人も、そんなことを言うヤツの話を聞く人はいない。
つまり、自分の仕事を誰かに熱心に伝えるという基本的なことは、実はとてもハードルが高い。
この本が書かれた50年以上前も、今でも、知らない人に会うことは難しい。
この本では、会う方法(アポ取り)は書かれていないが、きっと紹介や知人を訪ねてお願いすることで、会う機会をつくっていたのだと思う。
又は、いきなりの飛び込み営業だったのかもしれないが、この当時のベトガーの仕事(保険契約)を考えると、叩き出されてもおかしくないと思う。
今では、インターネットがあり、SNSというツールがあり、「はじめまして」 ということについて、若干ハードルが下がっていると思う。
実際、フェイスブックでは、友達の知り合いに友達申請できてしまうのだから。
インターネットが普及する前、自分が開業した23年前は・・・大変だった。
この本を読み、転職先の会計事務所で営業するために、先ずやったこと。
紹介してもらうに値する仕事をしようと決めたことだった。(このことは、初めて人に伝えていることで、少し恥ずかしい感じがする)
そして、自分の仕事を評価してもらえた時に、「どなたかを紹介していただけないでしょうか?」と切り出していた。
このことをインターネットに置き換えた時、自分がこれまで怠けていたことを十分に理解した。
なぜなら、インターネットで自分の仕事や品質を評価してもらうだけの情報発信を怠ってきたからだ。
だから、フェイスブックを再開した。
そして、多くの人ともう一度会い、誰かの何かのお役に立つだけの情報発信をしなければ、新しい人に会えないことに気付いた。(有難いことに、以前からの知人・友人、新しい方と少しづつ会えている)
ところが、ベトガーと同じように、自分も罠にはまった・・・。
少し行動し、少しだけカタチが見えて安心してしまい、また怠けた。
どうやらベトガーも同じだったらしい。
だから、自分の行動を記録した。
そして、自分の行動を記録することも、怠ける始末だったらしい。
行き当たりばったり、スケジュールなし。
自分のフェイスブック更新もそうなった・・・。
クライアントさんの案件や〆切は、どうしても守るという気概と行動が 身についているのに、自分のこととなれば、忘れてしまう。
ベトガー曰く、自分自身の記録を研究した。
自分も、自分自身の記録を研究してみることにしよう。
そうすることで、怠け癖も改善できるかもしれない。
すぐれた話術から自信が生まれる
この項は、自分に自信を持つことで行動が変わるとしている。そのきっかけが、話し方教室(デール・カーネギーということがすごいけれど)
誰でも自分に自信満々の人は、そういない。
だったら、自信を持てることを見つけるといいと思う。
自分? 用心深さには自信がある・・・だから準備する。
言い方を変えれば、臆病。
長所と短所は、表裏。
きっと誰でも、自信がないことはある。
その裏返しは、自信があることにつながると思う。
自分は、この自信のおかげで、今の仕事が出来ている。
自分で自分を監督せよ
スケジュールの大切さを説いている。
時間管理は、現代でも大切なこと。
いつの間にか、スマホを見る時間が増えている。
これでは、効率は上がらない。
次回は、マーケティングにも通じる重要なこと。■動機づけ についてお届けします。