私はどうして販売外交に成功したか(フランク・ベトガー)
1.自分の仕事に情熱を持て
「お前はのろまだからクビにする」と告げられた、当時プロ野球選手のベトガー。
非常に神経質で、プレッシャーに弱かったそう。
変われた理由とは・・・
新天地で、のろまと言われないためにプレーすると決めたから。要は、新天地がリセットのスイッチになったということです。
熱中したため恐怖心を克服し、他の選手にいい影響を与えたとあります。
地元新聞には、「気力のベトガー」と紹介されたそうです。
ところが、腕の骨折により野球を断念。
失意落胆のどん底状態で、カーネギーの話し方教室に通ったと。そこで、思い出したことが、気力のベトガーと呼ばれた情熱。
「情熱の人は、情熱の行動から」と書かれており、百の理屈も千の理論も及ばないと。
販売成功の要因は、「情熱」だと言い切っています。
そして、30日間を情熱的な行動を起こすことで、それがクセづいて情熱的になるとしています。
自己啓発的であり、イマドキではやや気恥ずかしさもありますが、言われていることは、本当にその通り。
情熱的という表現を、イマドキに変えれば「夢中」かなと思います。
私は、どちらかと言えば体育会系。
前回に書きましたが、警察を辞めて本屋に通い見つけたこの本。
買うきっかけは、「情熱を持て」というこの項目でした。
この項目で、この本の著者のことは何も知らなかった私は、一度で信用し学ぼうと思ったのです。
この本に書かれた内容は、昔の話であっても情熱が伝わります。とても直球ですから、響きました。
今の時代では、がむしゃらに進むようなキャラクターは、時代遅れのようであり、ちょっと引かれてしまいます。
しかし、情熱の大事さは、仕事をやっている人は知っています。
自分も含めて、カッコつけたり、わかっている風を気取ったり、ちょっと冷めた感じで冷静にふるまう方がイマドキだと思ってしまいます。
熱のこもった直球のメッセージは、今でも通用すると思いますし、必ず届いているものと思います。
話し方が不器用でも売れるセールスマンの話は、いろいろな業界で都市伝説のように語り継がれます。
話し方が不器用という側面は確かにあるでしょうが、きっとその人は顧客に熱意を伝えることが、出来た人なのだと思います。
私が、この本を読んだ時は、まだ30歳前。
ちょっと勢いもある年齢、他には何も知らないので一直線。
今は、50歳中盤を超えて・・・恥ずかしさも出てきます。
「今ごろ、何言ってんの?」と言われそうです。
しかし、読み返してみて、この文を書いてみて改めて思います。
仕事に情熱がなければ、上手くいかない。
そして、情熱の源は、自分の商品やサービスへの自信だと思っています。
自分の商品やサービスが、顧客に役立つ・喜んでもらえるという事実と自信があるからこそ、情熱的になれると思います。
私自身が情熱を再認識し、お役に立てるように様々な情報を 出来るだけ発信して頑張っていきたいと思います。