中小企業の販路拡大・販路開拓法は、インプットすることです。
多くの情報、経営ノウハウ、テクニック、ありとあらゆるものをインプットしなければビジネスを突破できるヒントやアイデアは、アウトプットされません。
多くの経営者が、一つのノウハウやテクニックに傾倒しがちなのですが、たくさんのインプットを行い、判断した上で決断していればいいのですが、煽られて、踊らされて、ノウハウに依存するのは、NGです。
このように失敗する経営者を大勢見てきました。
当たり前のことですが、自分のビジネスは自己責任。
だからこそ、販売不振や販路拡大、販路開拓は、必死にやるべき最優先事項です。
書籍、ネット検索、SNS等、情報収集するところは多々あります。
業界情報や動向、同業者情報は、必須です。
しかも、何かでヒントやアイデアを得たとしても、具現化するには準備が必要。
更に、そのプロセスでは、戦略的事項や体制整備も行うことになりますので、一朝一夕には、カタチになりません。
しかも、カタチにしても、先ずは滑りますし、転びます。
マーケティングの成功確率は、30%以下なのですから。(3割バッターで優秀ですから)
中小企業施策・・・補助金・助成金、様々な悩みに関するコンテンツがありますが、肝心な販路拡大・販路開拓については、ほぼ皆無。
各行政の商談会や展示会などのマッチングは、これまで多数が開催されていましたが、コロナ禍でほぼ中止。
実際に役立てた中小企業さんもいらっしゃるものの、少数だと思います。
自分の周囲では、ほとんど成功例を聞いたことがありません。
結論的に言うと、中小企業の一番欲しい販売不振に役立つノウハウやサポートは存在しないということです。
約10年前までは、商工会議所の依頼を受けて、全国各地で講演していました。
テーマは、「売るためには」というマーケティングです。
しかし、手応えがあったかと言えば・・・残念ながら質問される方も、実践される方も非常に少なかったのが事実。
本来、中小企業は、貪欲に知識と情報を吸収すべきです。
突然に閃くことは、ほぼありません。
だからこそ、インプットし続けることが大事です。
更に、インプットしたら、自社では何が使えるのか、どう使えばいいのかということを、出来るだけ具体的にアウトプットしていくことです。
現場レベルまで落とし込んでアウトプットする癖をつけることで本当に使えるのか、今、使うべきなのか、どう使えばいいのか、ということが見えてきます。
未だコロナ収束の兆しは、見えず。
以前のビジネス環境には戻ることはないということは、誰もが感じており理解はしていると思います。
しかし、どうすればいいか・・・それは神のみぞ知るだと思います。
だから、今の時期から、足掻いて、粘って、踏ん張れるように慣れておくことが大事だと思います。
販路拡大・販路開拓を、自ら切り開く努力と工夫が必要です。