ビジネス

消費配分、経営分配

時代が変わり、消費はネット主流の傾向に歯止めがかかりません。

インターネットショッピングが本格的にスタートしたのは、国内では楽天市場が開設された1997年頃ですから、約25年前。

始まったころは、高いものは売れない。

〇〇は、売れるはずがない・・・と、揶揄されていました。

ところが、年数が進むにつれ、技術革新や消費動向の変化も同じように進みさらに、たび重なる災害や昨年来のコロナ禍で、インターネットそのものが通信インフラだけでなく、情報インフラとして、生活の一部になりました。

携帯料金のことが昨年から話題に上りますが、この費用は既に固定費です。

ひと昔前、ふた昔前にはなかった費用ですから、他の費用を削減するのが当たり前。

一般消費者の給与が、25年前から携帯料金を上回る上げ幅であれば、問題ないですがそうではないのですから、何かを下げるしかありません。

さらに、最近では【サブスクリプション】という固定課金制度が増加。

音楽はじめ、あらゆるサービスが提供されています。

加えて、ネットショッピングでは価格比較が全国レベル。

最安値を探すのは難しくありません。

つまり、消費(給与)の配分先は、年々と変わっているということ。

年代でも違いますし、趣味や嗜好でも異なります。

違う言い方をすれば、価値観が大きく変化をし、消費が変わりました。

対象顧客が、どのように消費配分しているかを想像してみてください。

何に、どれぐらい配分しているだろうか・・・顧客の生活が見えてきます。

リーマンショック以降、消費傾向は「守り」の型だと言われています。

経済は停滞し、市場は縮小し、給料は上がらないという環境。

将来に、生活が向上する、給与が上がり続けることは考えられない状況。

故に、「何に、いくら」と配分され、その中に【固定費割合】が増加することで消費傾向が変化するのは、当然だと言えるわけです。

そして、あなたの商品・サービスは、必要とされるのか、欲しいといわれるのか。

あなたの商品・サービスのことを知っていたか、知らないか。

要は、変動費部分に該当する商品・サービスは、今後ますます工夫が必要だと思います。

既に、大変になっている業界は存在し、皆さんもご承知の通りです。

タイトルには、経営分配と書いています。

分配とは、経済学では「お金を、どう配るか」という意味です。

ちなみに、配分は、割り当てて配るという意味ですから、消費配分というのは、何に使うか割り当てているということです。

お金を何に使うかで、今後の経営が大きく変わっていきます。

単純に「DX」や「オンライン」ということではなく、大きな流れを把握してどのようなビジネスモデルを構築するかで、継続も成長も決まります。

前述していますが、あなたの商品・サービスを知っていると知らないとでは購入や申し込みなど、消費行動に大きく影響します。

これも、言わずもがなですが、皆さんご自身も同じだと思います。

知っているから、信頼する、安心する。

知らないから、警戒する、疑ってかかる。

つまり、【知られる工夫】が必要です。

無料ツールとしては、SNSだと思います。

ここに、経営的に配分するとしたら、・・・人と時間。(これもお金ですし)

しかし、アプローチ(リーチ)する限界があります。

そうなると、費用を支出して、広告となります。

地域密着型のビジネスでは、看板も、チラシも、まだまだ有効な手段です。

都内では有名な歯医者さんがありますが、なぜ有名か・・・都内主要道にたくさんの看板が出ていて、知名度があるからです。(もちろん、技術力も高いということですが)

東京西部の都市なのですが、都内及び近郊に、知れ渡っています。

ネット広告にあっては、さまざまな媒体(検索エンジン・SNS)がありますが、地域条件を絞り込めるので、地方都市でも十分に効果を発揮します。

長くなりましたが、消費傾向にもとづく配分を予想し、合わせて経営分配する。

戦略再構築の準備を始めていただきたいと思います。

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