知っている方、使っている方には、当たり前のことになりますが、リサーチやトレンドを知っておく上で、便利なグーグルのツールをご紹介します。
リテール版トレンドクエリ
https://www.thinkwithgoogle.com/feature/category-trends/jp/month/ja
このサイトは、以下のように説明されています。
上記サイトから引用
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、生活者の行動は急速に変化しており、予測することもさらに難しくなっています。 このツールでは、リテールカテゴリーの中で、Google 検索上で検索数が急上昇しているクエリ、および急上昇している都道府県、共に検索されているキーワードを把握することができます。 生活者の検索行動の変化を反映するため、データは日々更新されていきます。
何が出来るかというと、週間・月間・年間で、リテール(小売)の中で、伸びているキーワードが、期間毎に、地域毎にわかるというもの。
更に、伸びているキーワードをクリックすると、上位キーワードが表示されますのでグーグルトレンドよりも、精度が高いツールと言えます。
このようなサイトツールを使って、リサーチする習慣をつけることで、自社商品やサービスが、トレンドに該当するか、トレンド関連で派生的な効果を得られるかということを把握し、ビジネスの好機が見つかります。
又、グーグルは中小企業施策にも力を入れています。
以前のブログで、ガイドブックを紹介しましたが、以下のページは、デジタルマーケティングのビギナーに向けて、情報をまとめてくれています。
中小企業向けサポートページ
そして、Think with Googleから、小売の方、それ以外の業種の方も見ていただきたい記事があります。
2021年2月の最新記事です。
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/consumer-insights/consumer-trends/shoppersurvey2021/
パルス消費と呼ばれている、直感型消費の特徴がまとめられています。
その中に書かれている、直感センサー6項目は以下の通りです。
- Safety:安心安全なものに反応する直感センサー
- For me:自分の価値軸にぴったりなものに反応する直感センサー
- Cost save:お得なものに反応する直感センサー
- Follow:売れているものや、第三者が推奨するものに反応する直感センサー
- Adventure:知らなかったものや興味をそそるものに反応する直感センサー
- Power save: 買い物の労力を減らせることに反応する直感センサー
記事内に書かれていることですが、衝動買いとの違いの部分があります。
上記サイトから引用
まずその商品やサービスが「安心」推しなのか、「自分らしさ」推しなのか、「コスパ」推しなのか、「流行り」推しなのか、「目新しさ」推しなのか、「楽できる」推しなのか……を考え、決定したメッセージを、誰に対して、どのタイミングで、さらにどのようなメディアを使って届けるか。常に情報探索をしている消費者に対して、単に「届ける(reach)」のではなく、「出会って(encounter)」もらうのか。これが重要です。
【推し】という表現が使われている通り、自己正当化できる理由があります。
膨大なデータを活用させてくれるツール、そしてデータから書かれた記事。
グーグルツールを活用するか否かで、マーケティング戦略、広告コピーまで、変えていくタイミングや必要性を捉えることが出来ます。
ちなみに、以前にご紹介したガイドブックは、38ページで読み応え十分です。
グーグル広告のサービス紹介が含まれますが、知らない方は、知るためのいい機会になります。
変なデジタルマーケティングの書籍よりも、役立ちます。
https://services.google.com/fh/files/events/digital_marketing_guidebook_2020.pdf
と、上記記事については、私はプリントアウトして、内容に関してクライアントさんと自社について、検討中です。
これらは、グーグルが無料で提供してくれているツールです。
難しそうとか、わからないということではなく、少し時間を取っていただきどんなものか知ることで、次の展開につながるかもしれません。