アイデアのつくり方、最後の段階。
そして、アイデアを生むヒントが記されている。
アイデアを、胸の底にしまいこんでしまうような誤りは犯さないようにしていただきたい。
理解ある人々の批判を仰ぐことである。と、プレゼンテーションを行うことが必要だと説く。
更に、良いアイデアは、自分で成長する、と。
つまり、良いアイデアというのは、周囲を刺激し、そこからブラッシュアップされて、ますます洗練されアイデアが進化していくとしている。
ここで注意点が一つ。
アイデアを批判、批評できるのは理解ある人々ということである。
更に、短絡的ではなく目的や意図までを理解しアイデアを成長させようという意識がなければそのアイデアは、批判されただけで終わる。
出来る限り建設的に、冷静に批判と批評を行いアイデアを進化・成長させるべきだと考える。
本書のまとめとして、【アイデアのつくり方】全行程。
- 資料集め
当面の課題又は専門的資料と一般的知識の貯蔵を - 資料に手を加える
事実と事実を関連づける、自分の使いやすいように加工する - アイデアを孵化させる
つねに考えていながら、放置する。様々な刺激を受けつつ、その時を待つ - アイデア創出
その時は、不意に訪れる。 - アイデアの成長
プレゼンテーションして進化させるアイデアのつくり方・・・シンプルである。
アタマでは理解できる。出来そうな気もする。。。
重要なことに気付く。
アイデアを求めていなければ、アイデアはつくれない。
本書では、アイデアに関して追記がある。
それは、言葉。
言葉は、アイデアのシンボルなので言葉を集めることによって、アイデアを集めることも出来るのである。
つまり、「いい言葉、いいコピー、いいフレーズ」記憶ではなく、収集することが必要である。
最後に、本書の帯を再度ご紹介する。
60分で読めるけれど、一生あなたを離さない本本書は、原書から80年経過した現代でも読み継がれている事実。
この事実を受け止め、何度も読み返すことで、気づきとヒントを得る。
本書の有名な一文で締めくくる。
【アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。】