ある本(ビジネス構造化経営理論)によれば、ビジネス全体を構造的に捉え、全体の戦略と個別の戦術を最適化する画期的な理論とフレームワーク。
いまいち、ピンと来ないですよね。
構造・・・ビジネスを構成するパーツのことです。
商品、サービス、人、モノ(機械・設備)、情報、社会環境、市場、商圏、顧客・・・と、ビジネスが成立する条件項目も、構造のパーツです。
そこで、構造的に・・・とは、平たく言えば【関係性】
因果関係と相関関係が、それぞれにどう関係して、ビジネスが成立しているか。
例えば、
商品Aが爆発的に売れた!・・・要因は、ブームでした。つまり、因果関係。
同じく、
商品Bが爆発的に売れた!・・・要因は、有名人が紹介してくれました。これは、相関関係。
こんなに簡単な場合ばかりであればいいのですが、
多くの場合に、いろいろな条件と状況で、ビジネスが複雑化していると思い込まれているので、売上アップや、経営改善の際には、手をつけるところを間違うと効果が出ないとなります。
難しく考えても、見えてきません。
構造化は、シンプルに考える。
売れない理由・・・
商品がダメ。ライフサイクルが終わってる・・・因果関係。
売り方がダメ。ネットで売れていない・・・広告?顧客?・・相関関係。
ビジネスが儲かるには・・・
売れる。・・・数? 質?
利益率が上がる。・・・原価? 管理費?
と、いうようにシンプルに考えていただき、自分のビジネスを構造化した状態で把握することで次の戦略が見えてきます。
例えば、
コンサルタントの場合には、商品は、主に2つ。
- 自分のアタマとカラダ(実績と経験)
- 自分のオリジナルコンテンツ(ノウハウ・テクニック・メディア)
商品開発の場合には、これにツール(ネット広告、SNS等)を組み合わせると、トレンドになり、商品企画が進むということです。(自分のことは、やってなくて・・・)
ご自分のビジネスについて、構造化を意識して整理すると、[やるべきこと]や[やらなくてもいいこと]が、わかります。
新規事業や業種転換など、ビジネス構造化のフレームワークは役立ちます。