ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

11.社会的責任

社会の問題は、機会の源泉である。

事業上の機会に転換し、自らの利益にすることこそ、企業の機能である。

このように説く章タイトルは、【社会的責任】。

企業は、自らの活動が社会に対して与える影響と、組織として社会のために行えることについて責任があるとしている。

20年前に上梓された本書において、現在世界中で取り組まれているSDGsを言い表している。

様々な企業例が挙げられる中、最終的には【知りながら害をなすな】と、プロとしての責任、倫理観を掲げている。

多くは語られてはおらず、方法論すら論じられず、企業の存在と役割について、社会への影響と責任への自覚を促している。

私たち中小企業が、社会の問題に・・・。

以前であれば、そうであったかもしれないが、現代では、全く違う。

多くのベンチャー企業が、社会に向けて、地域に向けて製品やサービスを開発し、共感・支持を得る。

地方における著名企業のみならず、一企業が、個人が行う行為、行動、活動が、SNSを通じて波及していく。

言わば、経済活動の社会的責任と還元は、標準化されつつある。

競合先との比較された場合に、顧客には組織(企業)がどう映るか。

既に、ブランディングパーツの一部としての機能と役割として社会的責任と行動は、セットとして考えられるべきものである。

更には、マーケティングの領域として、「ファン形成・育成」を考慮するのであれば、他社が行う社会的責任と行動と同等レベルが提供出来ていない場合、顧客はどう考えるか。

当然であるが、顧客は社会と繋がっている。

顧客と顧客が繋がり、コミュニティを形成している。

表面的だけではない、社会的責任と行動が求められる時代。

更に、その責任と行動をマネジメントすべき時代である。

冒頭の、社会の問題が機会の源泉であるという事実は、企業が継続して取り組むことで、社会を維持するという事実となり、事業活動が継続し、人々の生活を支える。

つまり、事業の社会的責任は、顧客の生活を支えることとなり、顧客から支えられる企業という循環をもたらす。

そして、
これらの活動を広報・広告する行為に対する評価を勘案した時、どのような行動を行うかによって、社会や顧客からの賛同・支持が反感・反旗となることも知っておかなければならない。

中小企業のコラボ、アライアンス、協業前のページ

経営改善ポイント【時間】次のページ

関連記事

  1. ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

    10.仕事と人間

    MANAGEMANT 基本と原則人こそ最大の資産である。組織の違いは…

  2. ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

    23.成長は、自動的には起こらない

    不連続であり、ある段階で自らを変えなければならない。そして、成長には…

  3. ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

    2.企業とは何か

    MANAGEMENT 基本と原則市場をつくるのは、神や自然や経済的な…

  4. ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

    8.戦略計画

    MANAGEMENT 基本と原則必要なものは、長期計画ではなく戦略計…

  5. ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

    24.マネジメントの正統性とパラダイムシフト

    「個人の強みは社会のためになる」これこそが、マネジメントの正統性の根…

  6. ドラッカーのMANAGEMENT 基本と原則

    6.市場地位

    MANAGEMENT 基本と原則市場において、目指すべき地位は、最大…

最近の記事

アーカイブ

  1. マーケティング

    USP、売れる強みをつくるポイント
  2. マーケティング

    あなたの会社や商品・サービスが知られる必要性
  3. コピーライティング

    刺さる〇〇〇
  4. ビジネス

    中小企業の経営分析活用法
  5. マーケティング

    KSF(キー・サクセス・ファクター)
PAGE TOP