変化が求められる状況の中で、小さな事業や会社の私たち中小企業はいろいろな手を探ります。
投資はした方がいいかどうか、タイミングがどうか?
今は、手元が薄くなるのは心配だから。。。
決算の時に、銀行に相談してみよう・・・。
このような意見で、新しいことにチャレンジしない等に決断できない状況であれば、上手くいくことはありません。
経営は、不安定な状態が当たり前です。
今回のように外的環境が変われば、対応する他ありません。
外的環境に対応するために、内部環境を変えるのも当たり前であり、オンライン化も、その一つと言えます。
マーケティングや集客では、トライアル&エラーという言葉をよく使います。
それは、施策の70%以上が失敗するという前提だからです。
始めたことが、いきなり上手くいくことが少なく、何度もトライしてエラーを修正して、諦めずに取り組むことで、成果に近づきます。
ところが、多くの経営者は、新しいことへのチャレンジに臆病です。
乗るか反るか、という二つに一つという考えだと、これまでの経験や周囲の経営者の失敗を知っていることで、腰が引けています。
ところが、上手くいく経営者は、考え方が違います。
7回以上は失敗するつもりで、チャレンジ(投資)する。
しかも、早く7回以上失敗する。
考え方の違いで、こう変わります。
砂漠の水の例え話と似ています。
「あと半分しかない」、「あと半分ある」。
今後、経済環境が荒れる可能性は少なくありません。
そうなると、私たち中小企業は煽りを受けます。
煽りを受けるつもりで、新しいことにチャレンジする。
そのために準備する。
準備の段階で、金融機関との関係や交渉は必要であれば早めがいいに決まっています。
金融機関も、状況次第では風向きが変わるのですから。
社内体制や人員配置も、準備が必要です。
ややもすると、採用や委託先確保も検討する必要があります。
投資については、新しいことをリサーチする段階からスタートしていることを意識する必要があります。
リサーチで、7回以上失敗することは多々あります。
きっと、いつの時代も、上手くいく経営は、変わり身が早くいち早く環境に適応した組織が残ってきたのだと思います。
事実、老舗と呼ばれる企業は、複合事業体であったり、事業転換をして現存しているのです。
投資とタイミング、ハズすことのないようにしたいものです。