今回は、USPについて書いてみます。
いろいろな記事で、意味や大手企業の事例が紹介されています。
端的に言えば、売れる強みのことです。
顧客がそのUSPを見て、聞いて、魅力的かどうか。
価値を感じるか、ということになります。
更に、競合先と比較した場合には、優位性があるか。
一般的には、以下の項目で考えることが多いかと思います。
- 価格
- 品質
- 機能
- 利便性
- 保証
- 特典
- 品揃え
- デザイン
ただ、これらの項目は、競合先が使っていたり業界大手が言っていることが多いのも事実。
そうなると、どのようにUSPをつくるか・・・となりますが「1つでなくていい、ターゲットごとに多くのUSPを表現していい」と、考えるといかがでしょうか?
ターゲットごとのUSPであれば、考えやすくなると思います。
現代のマーケティングには、【誰に】が最も重要だと考えています。
そうなると、よく言われる「ターゲットの絞りこみ」が必要。
つまり、絞り込んだのですから、そのターゲット向けのUSPが必要です。
専門店化?と間違われそうですが、そうではありません。
専門店であっても、ターゲットを絞りこむことで、USPは変わると思います。
それは、絞り込んだターゲットが使う言葉や用語、表現があるからです。
わかりやすい例だと、年齢。
50歳以上の・・・、となると35歳の人からは見向きもされませんが、対象年齢の人は、振り向いてくれます。
USPは、広告コピーに似ていて、言葉に表現するのは難しいと思いますが、ターゲットとした顧客の「悩みや不安」、「問題解決」を呈示することが基本になります。
先ず、ターゲットの顧客の「悩みや不安」、「問題としていること」を書き出してみます。
更に、具体的に、何に悩んでいるのか、何が不安なのか何が問題だと考えているか、ということを書いてみます。
そして、その横に、自社で解決できる商品やサービス、方法を書きます。
その中から、既存顧客から、よく聞かれることや言われることを探してみてください。
わからない場合には、既存顧客に、「なぜ、お取引しているか?」ということを、出来るだけ具体的に聞いてみてください。
USP、売れる強みですし、あなたの会社や商品の良さを伝えるものです。
ないよりも、あった方がわかりやすく、興味も持ってもらえます。
コロナ禍で時代が動いています。
業種・業態転換や新事業を検討される方も多くなると予想されます。
だからこそ、既存事業を基盤して、次の展開につなげるために基本的なことである、USPを見直してみてはいかがかと思います。
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