デューデリジェンス、聞いたことがあるかと思います。
M&Aや投資では、よく出てくる言葉ですよね。
2つの観点があります。
ビジネス分析と経営分析になります。
ビジネス分析は、どうやって儲かっているか。
経営分析は、儲かってから、どうしたか。
今回は、ビジネス分析。
今、儲かっている理由を、考えてみてください。
既存顧客と現在のビジネスモデルを思い浮かべると思います。
今、自分の事業は、どうやって成立しているか・・・。
しかし、頭打ちな感じがしたとしたら、これからの時代にも通用するかと考えてみたら、どうでしょうか?
卓越した技術、能力があれば別です。
将来も必要とされる商品・サービス。
ずっと支持してくれる顧客層。
このような状態であれば、心配いりませんし、ビジネスとしては安定と言えます。
但し、ビジネスは、「安定性」・「成長性」・「継続性」がなければ、存続しません。
今は、儲かっている。
と、いう事業が多いのです。
そこで、ビジネス分析では、事業体のポテンシャルにも可能性を見出すことになります。
それが、「ビジネス構築力」。
次々と起業する起業家、次々とビジネスを成功させる事業家のような能力が備わっているか。
そこで最も重要なポイントが、「集客力」。
商品やサービスが変わっても、ビジネスが複合的になっても、このポイントを押さえていれば、しぶとい事業体と言えます。
実は、上場企業でも、多くの事業をしながら継続しているところも多いのです。
さて、ビジネス構築力の基盤である、「集客力」は、どうすれば磨けるか。
先ずは、「型」をつくること。
・集客する商品やサービス(フロントエンドと呼ばれます)や方法
・集客後に、利益を生む商品やサービス(バックエンドと呼ばれます)
・この流れを繋ぐ、ステップ設計
シンプルにすると、こうなります。
モノが足りない時代(高度成長期)、モノに憧れた時代(経済成長期)は、
住宅やクルマという欲しがられる商品を取り扱うことで、CMなどの方法から
集客して、そこから契約して・・・という流れ。
しかし、今は・・・経済成熟期。
モノと情報は溢れて、常に新しいモノやコトが発信されるスピードの時代。
どのように集客して、どうステップを構築して、利益を上げるか。
新年度が始まる時期、自社をビジネス分析に視点でチェックすることで、次の展開や施策が見えてくると思います。