私たち中小企業の多くが、コロナ禍の影響の受けて、経営改善を余儀なくされるという状態にあります。
オンライン化、ビジネスモデルの変更、事業再構築・・・。
言葉ではわかりますが、カンタンではありません。
売上減少、販売不振という直接的な部分を、急遽リカバリーしようとしても余程のことではない限り、難しいのが現実です。
スグに取り組めることとして、経費削減と資産取り崩しとなるのですが、このことは、一度行うと次の効果は期待できません。
原価にしても、人件費・販管費にしても、削減できる限界があります。
そして、次に行うのが・・・売上回復のための施策となりますよね。
ところが、タイトルに書いた【時間】を忘れていると、新しいことにも思うように取り組めないという状態になります。
誰かの頑張り・・・残業で取り組むにしても、時間外手当になります。
社長や役員という時間外手当が関係ない人たちが頑張れば・・・となっても、これまでの日常業務もあります。
(それまで、余裕で暇であればいいのですが)
つまり、これまでのオペレーション(やり方)を検討して、時間=費用、なのですから、効率化する必要があります。
方法論は、どうにか時間を捻出する他ないのですから、誰かが誰かの業務を引き継ぐか、委託や外注になります。
大事なことは、【誰の時間を捻出するか】。
ここに優先順位があることは、忘れられがちです。
全員で、少しづつの時間を削減し、効率化する方法も全体最適化には効果がありますが、業務変更などの大幅な改善の際には、やはり大きな力が必要です。
考える → 決める → 実行する → 確認する → 変更する
という、PDCAの繰り返し。
業種・業態によりますが、最も大事なことは、【考える】。
ここが決まらなければ、進まないのですから。
そして、各人が役割を理解して、機能する。
だから、捻出した時間で、いつまでに、何をやるか。
その後、どのように管理して、どう進めるか。
出来るだけ事細かに・・・と、なります。
要は、新しい時間から、新しく売上・利益を生まなければならないのですから、時間効率を考えるのは、当然です。
一時的に、全員に負荷がかかることは仕方がないとして、それが継続すると疲弊してしまいます。
新しいことに取り組むのであれば、次への突破口を見出し、新たな可能性を感じれなければ、続きません。
しかも、マーケティングは、七転び八起き。
最初は、滑りまくりで、上手くいかないことがほとんど。
そこを、突破するためには、時間の使い方や効率は非常に重要になります。
鶴の一声や大号令だけでは、精神論に偏りがちで効果が出ません。
初めから、滑るつもりで、小さな成功を積み重ねる・・・。
ロケットスタートではなく、スロースタートで確実に飛び立つ。
何事も、準備が8割。
急いては事を仕損じると言います。
焦らず、慌てず・・・しかし出来るだけ急いで。
組織の時間の使い方次第で、出来ることは増えます。
時間管理のことについては、自己啓発系の書籍やノウハウとして【タイムマネジメント】として語られるますが、要は「スグ、やる」、「とにかく、やる」というクセがつくことで、スピードは上がります。
ちなみに、弊社のクライアントさんで、2名の会社があります。
これまで、何度となく事業内容を変更したり、新しいことに取り組んできました。
出来たコツ・・・取引先と協調が出来たからです。
時間をつくるために、外部委託や外注を多用しました。
今の時代は、インターネットのおかげで委託先も見つかりやすい状況です。
経営改善・回復、そして進化・成長へ。
時間効率化、弊社でも進行中です。
(年齢的にも、無理がきかないというのもありますが・・・)