ビジネスを成長させる、進化させる、変革する・・・という新しい取り組みにおいて社内の経営資源を活用することは、当たり前です。
最も重要な、ヒト。
経営者側が知らない、スタッフのスキルや能力が必ずあります。
実は・・・、●●に詳しい、○○がわかる、出来るということです。
日ごろからコミュニケーション?・・・忙しくて無理です。
誰かにチェックさせる?・・・裏アカウントの話かもしれませんから、わかるかどうか。
どうすればいいかは、最終的には、自主性に委ねるとなります。
やりたい人・・・手が挙がることは少ないかもしれません。
現状は、負荷をかけるだけになりがちです。
本来であれば、対価が発生しますし、労いも必要です。
ここで、問題が出てきます。
それは、スタッフから組織が信頼されているかどうか・・・という点です。
こんなことを言うと、経営者側から嫌われそうですが、
信頼されていないと力を発揮してくれるはずもありません。
ですから、経営資源活用の部分で、ヒトを活用しようとする場合には、
- 対価と評価の仕組み
- 信頼関係
の両輪がないと回らないとなります。
適材適所という言葉もありますが、中小企業は、ほとんどが兼務。
更に、新しいこととなると、プラスアルファ。
何かがなければ、動くはずもありません。
そもそも、新しい取り組みは、投資です。
そこに、人件費も換算しておく必要があるのも当たり前です。
単純な例ですが、クライアントさんのところでのSNS投稿。
こんな投稿、あんな投稿をしようと、企画のミーティング。
そこで、スタッフの一人が、ある分野にとても詳しいことが判明。
本人の意向もあり、任せてみました・・・大正解。
SNS担当としての手当、それまでの残業代などは当たり前です。
そして、フォロワーも増える、問い合わせも増えるという結果です。
中小企業経営は、ヒト・モノ・カネが足りません。
だからこそ、そこに工夫をする必要があります。
ヒトの部分での工夫をすることで、人も組織も伸びていきます。
次回は、モノに関することについてお伝えしてみます。