ビジネス

中小企業・小規模事業、ロゴの目的

ずい分昔になりますが、CIという言葉が流行った時代があります。

コーポレイト・アイデンティティの略であり、企業イメージを伝えるというようなことで、その代表格が【ロゴ】でした。

このころから、ブランドやブランディングという言葉が使われ始めたと記憶しています。

中小企業・小規模事業ですが、今は【ロゴ】をお持ちのところが増えました。

SNSでのプロフィールやアイコンで使う機会が増えたこともあると思います。

必要か必要でないか・・・ないよりもあった方がいいです。

例えば、野元泰衛門株式会社という老舗っぽい社名から、どんな業種だと想像しますか?

IT関連やデザインは、想像出来ませんよね。

社名で、業種や業態のイメージをつかめるところと、わからないところがあります。

更に、その会社に複数の事業部があったり、事業分野が存在していたら・・・。

Yクリエイティブ、というような一見では関係のなく見える事業であれば、この屋号とロゴで表現しなければ、イメージも何をやっているかもわかりませんよね。

つまり、ロゴは、

  • 社名ではわかりにくいことを補完する
  • 社名とは異なる新規事業や事業分野を表現する

というために、対象顧客(ターゲット)やユーザーに、イメージを伝えるためのツールです。

大企業は、社名や事業(屋号)において、イメージに直結しないロゴを使われている場合は多く見受けられますが、中小・小規模事業は【事業を伝える】という目的があります。

ですから、何を表現しているか意味がわかりにくいロゴは、マーケティング的には望ましいと思いません。

ちょっとベタぐらいでちょうどいい、と思います。

とは言え、カッコよかったり、可愛いかったり、素敵だったりは必要で、意味不明のロゴはマーケ的に使いにくいということです。

弊社クライアントさんに、海外食洗機を取り扱っているリフォーム会社さんがあります。

地方都市ですが、受注数は全国でも群を抜いた実績を上げています。

海外食洗機の受注が急伸したことから、戦略再構築とイメージ変更(ブランディング)。

エコをテーマとして、ロゴも変更。

今や、海外食洗機は、一部上場企業(住宅会社)との取引も開始。

一部上場企業のご担当者曰く、

「イメージがよかったことから、稟議、決裁、契約までスムーズでした」

【ロゴ】、実は重要なマーケティングツールだと再認識いただきたいと思います。

04.情報の”メタ”化(高次化)で、思考が整理前のページ

Webマーケティング【LP:ランディングページ】の必要性次のページ

関連記事

  1. ビジネス

    【高価格帯×高利益額】戦略のススメ

    大きく様変わりしていく経済情勢と環境の中、自社を取り巻く状況も変わり…

  2. ビジネス

    経営改善ポイント【時間】

    私たち中小企業の多くが、コロナ禍の影響の受けて、経営改善を余儀なくさ…

  3. ビジネス

    中小企業マネジメント戦略の基本

    多くのマネジメント戦略の書籍やノウハウがあります。ほとんどが…

  4. ビジネス

    中小企業・小規模事業の成長市場

    中小企業と小規模事業の成長市場・・・もはや言うまでもなく、EC市場で…

  5. ビジネス

    中小企業のイノベーション戦略

    イノベーション・・・新しい取り組み、新しい仕組みで収益を上げることと…

  6. ビジネス

    スタートです。

    2021が、スタートしました。経済新聞や経済誌が、いろいろな…

最近の記事

アーカイブ

  1. マーケティング

    やっている会社の売上が上がらない理由
  2. ビジネス

    中小企業の経営計画
  3. マーケティング

    ユニバーサルアナリティクス終了発表と対策
  4. ホイラーの法則

    ホイラーの公式第4条
  5. ビジネス

    中小企業の経営資源活用:情報編
PAGE TOP