マーケティングでは、ビジネスのターゲットを定める際に、顧客層・顧客像・ユーザー像などの言い方で、ターゲットを絞り込みます。
顧客区分という表現をする場合には、新規顧客・既存顧客という大区分から、その間に階層を設けて、トライアルやビギナー~ヘビーと区分されます。
そのような区分もありますが、今回は別の区分方法。
ユーザーとして表現する際には、
- セグメンテーション変数(地理的・人口統計的・心理的・行動的)
- 代表的な顧客像(ペルソナ)
- 理想の顧客(ミューズ)
例:ジバンシーは、オードリー・ヘップバーンがミューズだった。
という手法が使われてきました。
しかし、最近ではユーザー=使用者(利用者)のみで、購買や契約の決定、判断がされていません。
使用者(利用者)に、直接的に影響を与えるのが、購入者と決裁者。
未成年者が、このような場合に該当します。
成人や老人も、業種・業態によっては、このような構造です。
更に、間接的に影響を与えるのが、以下の通り。(言葉は、私の造語です)
- 影響波及者:
インフルエンサー・ユーチューバー - 発信者:
波及効果は低いが、何かしらを発信する人 - 中継者:
発信された内容に共感・同調する人(いいね、フォロー、チャンネル登録) - 共有者:
シェアして発信する人 - 登録者:
自分のコミュニティに登録している他の人
これらの人々の意見や評価、感想は、少なからず参考にされています。
そして、使用者(利用者)の認知や評価、決断に大きな影響を与えています。
そうなると、一人称でのペルソナやミューズは、やや時代遅れかもしれないということ。
名前をつけてみました・・・効果がある人たちだから、【エフェクター】。
自分の周囲には、どんなエフェクターがいるか確認してみるといいと思います。
そして、そのエフェクターにも、エフェクターがいます。
今後は、顧客心理だけではなく、顧客心理や行動への効果も踏まえて、購買導線や
セールスを設計する必要あると考えています。
現在、クライアントさんの【サプリメント】で、事例検証中です。
ロジックが構築出来たところで、皆さんにご紹介したいと思います。