SNSは、そもそも媒体ではなかったはずだが、使われるうちに、しっかりと媒体となり、既に、ライフインフラのポジションを獲得した。
- 緊急時や災害時、最も早い媒体として知られるツイッター。
- 高齢者層までユーザーが存在する、フェイスブック。
- 若い女性中心からママへ、そして男性参加のインスタグラム。
- 急成長を遂げ、進化しているYouTube。
- 圧倒的若い世代から支持されるTikTok。
それぞれのSNSが、セグメントされ、カテゴライズされ各個人の中で、機能している。
フォローという機能はじめ、投稿記事を拡散する手段や方法を組み合わせることで、話題を提供できる媒体であり、広報的な活用方法も多い。
ビジネス、パーソナルと使い分けられ、いくつものアカウントを保持できることから、危険も潜む。
情報メディアとしてのSNSは、検索機能で活用されている。
SNSという名称の検索エンジンと言える。
”#”ハッシュタグで検索すれば、瞬時に記事や画像、動画が表示され、情報が集まる。
トレンドキーワード、トレンドテーマ、業界用語までありとあらゆる言葉にハッシュタグが用いられている。
今では、インフルエンサーを検索するツールまでいくつもが公開されており、影響力のある人物特定も容易になり、どのような内容が支持されているかを見て取れる。
広報媒体として、リサーチ媒体として、広告媒体として、検索エンジンに負けず劣らない機能である。
使いこなすには、使わなければ理解し難いのもSNSの特徴。
各媒体の機能、世代による使用方法が、それぞれ異なる。
ビジネスとして使用するには、対象顧客が使用する機能、方法を知ることから始まる。
オープンコミュニティとしてスタートしたSNSは、クローズド機能が備わり、パーソナルなコミュニティ形成としても機能している。
ところで、私たち中小企業とSNSは、本来は適合しやすいと考えられる。
小さな市場や商圏を対象とし、セグメントされた対象顧客、カテゴライズしたターゲットと、アプローチしやすい。
SNSデバイスの中心であるスマホのGPS機能は、発展的な進化を遂げており、地域毎のアプローチが容易である。
故に、使わないことは大きな機会損失と言える。
マーケティングはもとより、求人にも機能する。
今、既にSNSで先手を打てている中小企業であればこれからも先駆者利益を引き続き享受する可能性が高い。
しかし、遅れを取る中小企業でも、まだ間に合う。
いや、今からでも取り組むべき施策の中心と言える。