売上アップを行う段階で、後手になるのがマーケティングコントロールです。
大きく分けると、2つの機能と役割です。
- 総括(分析・企画)
- 管理(集計・比較)
広告、プロモーション(販促)の成否判断は、必要です。
細かくやっていらっしゃるところもありますが、広告が当たった、当たらなかったと一喜一憂していると、時系列的な観点が、欠落してしまいます。
もちろん、経営者の感覚で、「反応がおかしい」「成約がイマイチ」という肌感覚も大事です。
その肌感覚までを、コントロールすべきだと思います。
広告やプロモーションの費用対効果は、目標としているコンバージョンやKPI、問合せ件数など、集客の一面に偏りがちです。
集客は、ビジネスの入口ですから、大事なことはその次の段階になります。
更に、リピートやアフターサービス、アップセルやクロスセルも、重要です。
だから、マーケティングコントロールは、全体を把握し、管理するという枠組みで行う必要があるということです。
売上が上がる=広告費が上がるということは、よくあることです。
問題は、その中身(内容)です。
ムダな広告がないかということもそうですが、機会損失していないかという点が、最も重要。
広告費をもっとかければ、もっと売上が上がるということは、これまでに何度も経験しています。
アクセルとブレーキのバランスを測るためにもマーケティングコントロールが必要なのです。
更に、獲得広告だけではなく、テスト広告や認知広告も、この管理の範疇です。
広告費は、管理が甘くなると増大します。
特にネット広告は、社会やキーワードのトレンドで大きくブレることも、しばしばです。
だからこそ、予算枠には、獲得広告枠、テスト枠、認知枠と、3種類の予算として運用管理しておくと獲得広告の一つの実績が思わしくない場合であっても、テスト広告で成果を出していることが、次に繋がるということになります。
総括、管理、運用という分野は、数字や分析がベースになることから、後回しにしてしまうところも多いのですが、最初から、レポート機能などを使い、設定しておくことでこれまでよりも、とても楽に分析・管理が可能です。
最近では、グーグルのマーケティングプラットフォームを使われているところも増えました。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/small-business/
このようなサービスは、たくさんありますので、皆さんも、是非検討してマーケティングコントロールを効率的に行っていただきたいと思います。