リスティング広告をやっていて、気をつけることにキーワードとコンバージョンの距離感があります。
ディスプレイ広告(バナー広告)は、予期せずに突然に表示されることから、距離感というよりも出会う場所やバナーのコピーやイメージが重要であり、この話題は、次回にします。
検索広告では、コンバージョン(購入、申し込み、問い合わせ等)を意識するのは、言うまでもないことです。
検索するという行為は、自発的なのですから、意識も身体も反応する準備が出来ていると言えます。
商材属性や特性、検索するユーザーのキーワードが悩み・不安系のものであるとか、検索の主となる語の共起語(2語、3語で検索される語)によってユーザーがどのような観点で探しているかということを考えて、広告設計を行う必要があります。
例えば、アフィリエイトでよく見られる、
〇〇ランキング
2021年版 オススメ〇選
と言うサイトを見る場合には、共起語の価格や費用、評判などの具体的な内容よりも、ぼんやりしています。
〇〇 激安
というようなキーワードでは、LPに他社との価格比較や圧倒的な安さを売りにしていなければ、キーワードと関連していないとなります。
検索広告をやっていると、ユーザーは、いろいろな言葉で検索しており、コンバージョンするもの、しないものと分かれます。
クリック単価が高いもの、低いものもわかります。
リスティング広告は、設計・設定してからが始まりであり、キーワードの精査が必要です。
そこで重要なのが、「検索クエリ」。
必要ではないキーワードを取捨選択することで、ムダな費用を抑えることが出来て、効率的な運用になります。
更に、キャンペーンという予算設定が出来る場所が指定されているので、運用途中からキャンペーンを増やしたり、広告グループ(キーワードをセットするところ)から、特定のキーワードを別の広告グループにする等も行うことになります。
実は、コンバージョンとの距離感は、手探りです。
広告設計・設定する際に、十分に検討してセットすることはもちろんですが、思い通りには動かないのが現実です。
ですから、出来るだけチェックして、修正しながらコンバージョンまでの距離を縮めていくことが必要になるということです。
弊社は、リスティング広告の代理店としての事業を行っていませんが、コンサルティングの一部として、アカウントのサポートやアドバイスを行っています。
月間1億円のアカウントから、月間3万円のアカウントまで、量が多いか少ないか、アカウントが複雑かどうかという違いはありますが、基本的な部分は同じです。
オンライン化が進み、中小企業もネット広告・SNS広告等のリスティング広告が、進んでいます。
この時期だからこそ、しっかりと広告の構造や設計・設定を理解して、Web広告戦略を構築することで、今後の事業や集客が変わっていきます。